環境によってはベランダなどで冬越しさせることは可能です
管理人ちーたけはできるだけ植物の育成に適した環境を作っておきたい考えなので、気温の低い時期に部屋の外でカレーリーフを栽培しませんでした。そのため、室外での冬越し経験は2019年-2020年の冬までありませんでした。
しかし、冬越しさせると花がつきやすくなってカレーリーフの実がつきやすくなりますよという情報があって、試してみることにしました
まず、下記は、カレーリーフ栽培をしているお友達の経験です。 たまたま暖かい冬が続いていたのかもしれませんので、露地栽培や屋外での栽培可否については皆さん各自でご判断ください。
栃木県鹿沼市 ベランダ
東京都大田区の一軒家 露地植え
東京都町田市の一軒家 露地植え
東京都北区の農園 露地植え
佐賀県 露地植え
参考: 日本のHardiness Zone 周辺情報から推測すると9bゾーン及び9aゾーンの一部では露地栽培の実績があるようです。
参考: 世界のHardiness Zone
屋外冬越しの前にしておきたいこと
- まず葉の収穫を! 気温の低下に伴って、葉は緑色を失ってゆきます。 それに合わせて香りも落ちてゆきますから、まずは収穫をしましょう 葉柄(小枝のように見える部分)を付け根からポキっと折ります ハサミできれいに切っても大丈夫です
- そして剪定を 翌年の新芽を早く芽吹かせるためにも剪定は早いうちにしておきましょう 剪定が遅れると、新芽の分化ができていいないところからスタートさせるので、芽吹きが遅くなりがちです 剪定についてはこちらを参考にしてください
- 鉢の置き場所と管理について 土が凍るようなところは必ず避けましょう 陽当りの良いところ、壁際で壁の輻射熱がかかるようにするなど、工夫ができればより良いです
- 収穫した葉は、密封すれば冷蔵庫で数日保存できます また、冷凍保存もできますが、解凍後の香りは強くありません 一番のおすすめは、油通することです 密封容器にいれて冷蔵庫保存すれば、生葉にはかなわないものの、2ヶ月程度、香りの残った状態で保存ができます かつてインドの宗主国であったイギリスでは美味しいインド料理が楽しめるのですが、流通の発達していなかったころは、油に通した葉とその油をもってイギリスに渡ったそうです
油通しについてはこちらを参考にしてください
油通しのビデオはこちら
冬の間にすること
- 水やり 土が過乾燥にならないように水やりは必要ですが、葉っぱのない状態ですから、株としての吸水蒸散は限られています 土が僅かに湿っているくらいに週一回かそれ以下の間隔で土の様子を見ながら水やりをしましょう 土の湿り具合は竹串を刺してみるとわかります 数分放置して抜き取り確認します 土に湿り気があれば土に刺さっていた部分の色が濃くなています
- まだ剪定をしていなかったら 春が来たときに出遅れないよう、剪定をしましょう 真冬は避けたほうがいいかもしれません だからこそお早めに剪定を!
暖かくなってきたら
- それでもまだ剪定をしていなかったら 先だけに葉がつく頂芽優勢(先端優勢)が起こるので、せっかく芽吹いた新芽がもったいないとか、剪定が怖いなど心理的な抵抗も増してきます その前に、早めに剪定をすることが樹姿が良く収量の多いカレーリーフを作る秘訣です
- 新芽を傷つけないように気をつけましょう 新芽はちょっと触れただけで、付け根からポロッと取れてしまいます 不意に触れることのないように株の周りにいるときは十分気をつけましょう 洗濯物が風でなびいて触れても新芽は取れてしまうことがあります(経験者です)
- 新芽は辛抱強く待ちましょう 最高気温が20度ぐらいになると新芽の話が聞こえてきます でも、それでも新芽が確認できないことがあります 2019年から2020年にベランダ冬越しさせた我が家のカレーリーフ2号が、6月初旬まで新芽をつけなかったのです 8年目くらいの株なのですが、一度も外で冬越ししたことはなかったため、株が傷んでしまったのではないかと、とても心配になりました しかし、5月末に薄っすらと緑色の突起を見つけ、その数日後には新芽として確認できました
新芽を確認できたときのブログはこちら