季節ごとのお手入れです 北半球の温帯地域を前提にしています

 冬

南関東の場合、11月から3月は室内またはヒーター入り温室などで栽培します。 春の発芽は遅くなりますが、場所によっては日当たりの確保できるベランダや露地で冬越しも可能です。(関東南部または同等以上の気温の場所)

乾燥に注意 ハダニ発生の原因になりやすいのです。
ハダニは葉の裏につくので定期的に葉の裏及び成長点(新芽が伸びているところ)にクモの巣状のものが作られていないか確認しましょう。 (週に一回程度) 詳しくは害虫のページを参照

2月末までに剪定
暖かくなってきたらできるだけ早く新芽を伸ばすために11月末から2月末までに剪定をしておきましょう。 剪定は11−12月に行うのが理想的です。 剪定についてはこちらをご参照ください。

3月までに鉢のサイズアップをしておくとなおよいです。

 春

平均気温が20度を安定して超えるようになったらベランダなど外気に触れるところに出す  新芽は付け根が柔らかいので強く力がかかるとぽろりと取れてしまいます 洗濯物や衣服が引っかかって新芽や若い枝がダメージを受けないように気をつけましょう もし取れてしまった場合は、これから暖かい季節に向かいますから、新たに出てくる新芽を大切に育てましょう。

外にだす頃にカイガラムシが発生しやすい傾向にあります 幹や枝に小さな点のように見えていたのが気がついたらカイガラムシの成虫になっていたということがよくあります 株の元気が今ひとつだな、葉の表面が蜜を塗ったようにテカテカしていたりベトッとしているときは、カイガラムシやアブラムシの発生が考えられます。幹や枝、葉の裏をよく観察しましょう。

5月になると、気温の上昇、株の成長による蒸散量の増加によって水やりの機会が多くなります。
水やりについて詳しいことはこちらを参照してください

 夏

5月から8月ごろまで、必要に応じて切り詰めたり、剪定して脇芽を促したりします。株が大きくなってくると、ふんだんに料理に使えるのもこの時期です。

 秋

10月に平均気温が20度を切ってくると部屋や温室に取り込んだほうがしばらく葉を維持させることができます。

土中の水分が過剰にならないように土の湿り具合を確認してから水やりをおこないつけましょう。

室内栽培・温室栽培の場合は11月末には剪定を始めても構いません。温帯で栽培する場合、明確な冬がある地域では春から夏に成長した葉は冬の間または春先に殆ど落ちてしまいます。

剪定したときに出るまとまった量のカレーリーフの葉は冷凍したり油で揚げて保存したり、カレーリーフパウダーにして使います。 油通しによる保存についてはこちらを参照してください