カレーリーフを剪定しましょう

頂芽優勢の状態 枝先に葉が茂っています

あまり意識されない剪定ですが、カレーリーフの栽培においても、きちんと剪定をすることが株のためにもなります。

カレーリーフも例外ではなく先端優勢(頂芽優勢)です。 冬に葉や枝が傷むと幹から落ちてしまい、新芽が幹の先端にできます。 そのためひょろっとした幹の先だけに葉が茂る状態となり、樹姿も悪くなります。

そこで、枝を切り詰めたり、幹を大幅に切り戻す強剪定をして、株をがっしりとさせながら樹姿もよくまとめることを目指してみましょう。

カレーリーフがまだ1-2年目だと、剪定しても一番先の芽だけが成長することがあります。 この場合は少し成長させて、秋の終わりから春が来る前に再度剪定してみましょう。

一番先の芽だけが成長した例

剪定して大丈夫なのかドキドキします

成功例を見るまではためらってしまうものですが、何年か毎年葉を茂らせている株であれば、強剪定をしても新しい芽が幹の先端からいくつも出てきます。

我が家で剪定したとき

南関東で室内栽培している9年目のカレーリーフです。下の分枝点より下に葉がつかないので、3月初旬に思い切って分枝点より下まで切り戻しました。 節のあとがはっきりしていないところまで切り戻すのはさすがにドキドキです。 4週間後に新芽が出てきました。

before prune
  • 剪定前の状態 地際から葉のある枝まで40cm以上あります
  • 株自体はさらに40cmほど伸びていて、十分に葉が茂っています

prune at 40 cm
  • 切る高さを30cmに決めました
  • 剪定には庭木用の大きなハサミを使用しました
  • 両腕を使ってかなり力を入れて切断 >8 バッチン!

剪定直後 right after prune
  • 剪定した直後です
  • 単なる棒に見えます
  • 後ろに昨年生えたひこばえがあります

  • 剪定して4週間経過、新芽を確認 (うれしい!)

剪定ひと月後 a month after prune
  • 剪定して6週間後です
  • 剪定した後の数週間は右下に見えるひこばえの勢いがついて急成長しました

カレーリーフの強剪定ビデオです