カレーリーフの種はあまり販売されていませんが、カレーリーフを栽培している人たちから種を戴く機会に恵まれた人もいることでしょう。

種まき

苗栽培のポットを使うと便利です。 種は実が赤黒く熟しているときに実ごとまたは果肉を取って土に2cmくらいの深さに埋めます。 上から軽く圧をかけて土を締めてから水をやりをします。 頻繁な水やりは種を腐敗させてしまうので、一度しっかり水やりをしたら、発芽するまで籾殻やシュレッダーくずなどを載せてポットの土が乾かないようにするといいです。寒冷紗や目の細かいネットをかけて直射日光を遮るのも効果があります。(直射日光が当たると土の乾燥が早くなります)

発芽したら

発芽はとても嬉しいものです。爪楊枝より細い幹の先に小さな葉がついています。 萎れはしないか心配になりますが、過剰な水やりは根を傷めます。水やりしたときのポットの重さを覚えておき、軽くなったら水やりをするといいです。

はじめての冬越し

多くの場合、夏に成った実を播いて育てた苗なので、発芽して数段小さな枝葉を付けたあと、すぐに冬がやってきます。 最初の冬越しは室内でおこないましょう。苗周辺の乾燥によるハダニやカイガラムシには十分注意しましょう。

冬越しした株

8月に発芽して10ヶ月ほどの苗です。
赤い線から上が春以降に育った部分でその下に比べて葉のつやがあり葉も大きいです。

赤線の下が直前の冬までに育った部分です。葉のつやが落ちています。 高い確率で葉が落ちますが、幹の先端に芽がついていれば株は成長を続けます。

移植します

春になって気温が25度に届くようになってきたら大きめの鉢に移植します。栽培する場所に広さの問題がなければ6号以上の鉢に移植します。赤玉土を底石代わりに入れてその上に市販の培養土を入れたもので大丈夫です。栽培について経験のある方はそれぞれの移植の方法や用土の内容でやってみてもいいのではないでしょうか?