カレーリーフは熱帯の原産です。 温帯気候でプランター栽培の場合、過度の水やりでは根が傷みやすく根腐れの原因になります。 土の表面だけを見て水やりが必要かどうかを判断することは避けましょう。 土の表面の乾き具合もひとつのサインですが、株の状態・土の見えない部分の水分・昨日今日そしてこの先の天気予報から判断するのがいいでしょう

もし迷ったら、一日待ってみるのが良いでしょう。(様子をみることは忘れずに)

株の状態を観察

  • 葉がしおれていませんか?
  • 葉が一斉に下を向いていませんか?
  • ちょっと前までまっすぐだった若い茎がくにゃっと曲がっていませんか?
  • この画像のような状態だと、土中水分がかなり少なくなっていることが考えられます 

鉢の重量を記憶する

鉢が軽くなっていませんか? 水をたっぷりあげたときの重量感覚を覚えておきましょう。 鉢土の水分が減ると全体の重量も減ってきます。

鉢土の湿り気を確認する

  • 指を突っ込んでみる

大きな鉢だと鉢を持って確認するのも大変です それこそ、鉢を抱えようとしてぎっくり腰になったりしたら大変! そういう時は土に指を数センチ突っ込んでみて培養土が湿っているか確認しましょう 湿っていればもう一日待つという判断の助けになります

  • 竹串を挿してみる

土に水分があると竹串の色が変わるのでわかりやすいです。 竹串を挿すときにはゆっくり挿して抵抗があったら根に当たっている可能性があるので場所を変えてみましょう。 竹串を挿した跡は水の通り道になります。

根を傷めないように気をつけて作業をしましょう。

通常、カレーリーフを植えた鉢への給水はじょうろや水差しで行うわけですが、これが自然の雨に比べて一度に流れ込む水の量が多いために、鉢土が締まってしまいます。水をたっぷりやっているのに水は鉢の内側を伝って流れ出ていたということはよくありますが、それは株を鉢から抜いてみないとわからないのです。 竹串など細い棒で鉢土に穴を開けるのは効果的です。

もうひとつの水やり対策

水やりの回数を減らすこと考えてみましょう

  • 大きめで深めの鉢を使う
  • バークで土の表面を覆う

土の容量が増えることで保水できる量がに余裕ができます。 バークなどで土の表面を覆えばさらに水やり頻度は下げられる可能性が高くなります。バークは100円ショップの園芸コーナーにもあります。

米のとぎ汁などの利用について

節水・水資源の再利用の観点では否定しません。 しかしながら、いわゆる微細な生ごみが入っている水ですので、その生ごみが分解しないことにはカレーリーフが肥料として取り込むことはできませんので、積極的におすすめはしません。米のとぎ汁にはリンを含む糠が含まれている可能性があることから、着想したもののようです。

水に混じっているものに虫がついたりカビが生えたりすることもありますので、その点を考えて見るのが良いと思います。

一方で、庭木のようにして栽培している場合は、土中の菌類バランスや虫がついても天敵がいたり、ベランダでプランター栽培するのとは違う環境なので、生活排水の活用の幅は広いのではないかと思われます。