カレーリーフの種が発芽
発芽させてから種をまく
今回は二つの方法を試してみました。
その一つ、培養土に種をまく前に湿らせたペーパータオルで発芽(発根)させます。
指で果肉から種を押し出します。 薄い膜は取っても取らなくても変わりはないようです。 ペーパータオルは乾ききらないように、様子を見ながら湿っている状態が続くようにします。温度は25度くらいあると理想的ですが、ここでは20度前後の室内にずっと置いておきました。
今回、播いた種は直接ポットに播いたものと、湿らせたペーパータオルで発芽させたものがあります。 どちらも同じ日にスタートしています。 ペーパータオルに挟んで発芽させるほうが発根を確認できるので、ちょっと安心感がありますね。多くの種がそうであるように、発芽と言っても根が先に出ます。 なかには複胚(双子ちゃん)もあって、2本の根が出てくるので、発根の時点でわかります。簡単に別々の胚ごとに分かれてくれることもありますので、そのときは別々に植え付けましょう。
不意に根を折ってしまわないためにも、発根が確認できたら培養土にまきましょう。 培養土へのまき方は下のビデオの直接まきと同じです。
直接土に種をまく
もう一つの方法は、育苗用のビニールポットに培養土を入れてそこに種を直接まくものです。ビニールポットは苗を売っているときに使われているものの廃物利用です。手持ちがなければ、紙コップなどの流用で可能です。
こちらはビデオがアップされていますので、改めて紹介します。
もっと暖かい時期に種まきするほうが苗を育てる環境的にもいいのですが、今回は種の入手が10月に入ってからでしたので、遅いスタートです。
種まきの様子はこちら発芽はうれしい
10月になってから播いたカレーリーフの種、およそ4週間で発芽しました。野菜に比べて発芽まで時間がかかりますね。 土を押し上げて芽が出てくる様はいつ見てもうれしいですね。
種まきから発芽までのタイムライン
10月6日 いただきものの種、9個播種
3個は直接ポットへ6個はペーパータオルに挟んで発芽(発根)させる
10月14日 ペーパータオルに挟んだ種が発根 このうち、2個が複胚
10月14日 発根した種をビニールポットに植えた
11月2日 うち1個、発芽を確認
11月5日 さらに3個発芽を確認
種が乾くほどに土を乾燥させると種が死んでしまいますし、水をやりすぎると種が腐ってしまうことがあるので、乾燥を防止するために直射日光の当たらないところで、籾殻やシュレッダーくずなどで土が乾きすぎないようにしてあげると良いでしょう。メッシュや不織布をかけるだけでも効果があります。 温度は高めのほうが良いのは言うまでもないですが、20度以上を維持できることが望ましいです。苗を作るビニールポットが黒であればそこに陽が当たることで地温はあがります。また土が適度に湿っていることは日射で温まった地温がポットの中まで伝わりやすくなります。
秋口からの種まき後のポット(育苗鉢)管理は日当たりの良い部屋のような室内が良いでしょう。その場合も強い日射で土の表面が乾きすぎないように観察してあげましょう。